米国からの来客を連れ日光東照宮へ。言わずと知れた初代将軍、徳川家康を神格化した東照大権現を祀っている神社で、1999年ユネスコの世界遺産に指定。当日は雨模様にもかかわず多くの観光客で賑わっていました。
手前の鳥居は唐銅鳥居、日本で最初に造られた青銅製の鳥居です。
奥は日光の建造物の中で一番有名な陽明門。500を越える彫刻が施され、門全体には龍をはじめ194体もの霊獣がいます。一日中ながめていてもあきないので陽明門は別名日暮らし門とも呼ばれてます。
陰陽道の影響を受け、奥の陽明門と前の唐銅鳥居を中心に結んだ上空に北極星が来るように造られているといわれてます。思わず上空を眺めてしまいました。

陽明門へ向かう石段を上がった左右の石柵にある「飛び越えの獅子」 。単なる装飾ではなく、石柵が倒れるのを防ぐ控柱の役目も兼ねているそうです。驚いたことにこの唐獅子像と石柵の柱は一体で、ひとつの石を彫り抜いてあるとか!備前(岡山県)産の花崗岩を、荷車の上で粗削りしながら日光まで運んだという説があるそうです。(すごいっ・・・)

神厩舎にて。8面からなる彫刻は猿の一生を描きながら人の生き方を伝えています。特に有名なのが、2面に彫られたこの「三猿」。言わずと知れた、子どものときは悪いことを「見ザル、言わザル、聞かザル」という意味。海外の方にも「Three wise monkeys」で通じます。

神厩舎向いにある上神庫の妻には2頭の「想像の象」。当時、狩野探幽が、実物を知らずに想像で彫刻の下絵を描いたというから驚きですね!

東照宮の彫刻で最も有名な国宝・左甚五郎作「眠り猫」。諸説あるようですが、猫が居眠りして雀と共存共栄。長きに渡った戦乱の世から天下統一、ようやく平和な時代がやってきたことを表しているそうです。深いですね・・・
1616年に75歳の生涯を閉じ、日本全土の平和の守り神となった家康。
その想いは今もなお江戸と不動の北極星を結ぶこの日光の地で輝いているようです。
□日光東照宮
〒321-1431
栃木県日光市山内2301
電話 (0288) 54-0560